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ニュース / コラム

2022/12/01

コロナ感染の後の疲労感や味覚障害、抜け毛や湿疹を解決する

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  • #新型コロナウイルス
  • #研究論文

コロナ感染の治療後、感染性がなくなったあと疲労感、倦怠感、息苦しさ、筋力低下、

頭痛、嗅覚や味覚の障害などが続いたり、新たな不調が続いたり、後遺症のご相談が

多い。ワクチンのあとの皮膚の湿疹や帯状疱疹、抜け毛についても様々な研究がされ

ている。

スパイクタンパクと帯状疱疹の関係も大学の研究からわかってきた。

しかし不明点が多く効果的な治療法はまだないのが現状。

原因不明…と診断されるが自覚症状ははっきりとある。

植物療法師から言わせれば免疫の低下と慢性炎症が考えられる。

炎症を抑制する食事やハーブブレンドティをお勧めしている。

中でもわたくしがブレンドするハーブティはアダプトゲンハーブ。

そんな中、コロナ感染の後遺症に対するアダプトゲンハーブの有用性について、

四重盲検プラセボ対照無作為化が行われたことに注目した。

(下記実験内容)

この試験では、新型コロナ感染の治療後、9種の後遺症症状

(倦怠感、頭痛、呼吸不全、認知能力、気分障害、嗅覚・味覚・髪の毛の喪失

汗、咳、関節・筋肉・胸の痛み)のうち少なくとも3つの後遺症を経験している

患者100人に対して、ドライハーブや抽出エキスを一日2回

またはプラセボ薬をそれぞれ2週間投与して後遺症の持続時間と重症度、

自宅待機の期間、身体活動と日常のトレーニング、認知能力スコア、

不安とうつ病の重症度、血液マーカー(Dダイマー、血清中IL-6濃度、C反応性タンパク

質、血清中のクレアチニン)などを記録し評価した。

その結果、アダプトゲンハーブ群の50%で倦怠感と痛みにおいてそれぞれ1日間と2日間

症状が早く改善し、また、アダプトゲンハーブ群の方がプラセボ群よりも、特に9日目の

痛みおよび11日目の倦怠感において、症状の減少が認められた。

また、その他、アダプトゲンハーブ群でプラセボ群に比べて大幅な改善が見られたのは、

身体活動(毎日の歩行時間)、咳の緩和、炎症誘発性マーカーのIL-6とクレアチニンの

減少であった。

これらの結果から、血清クレアチニンの上昇は新型コロナ感染患者によく見られる腎機

能障害と関連しているため、アダプトゲンハーブは、新型コロナ感染症の後遺症におい

てクレアチニンの増加に伴う腎不全の進行を予防するのに役立つ可能性があり、また、

アダプトゲンハーブの特性でもある物理的パフォーマンスを向上させ生活の質を改善

すると考えられる。

また、同じアダプトゲンハーブの組み合わせで肺炎において行われた別の無作為化プラ

セボ対照試験でアダプトゲンハーブは抗生物質による治療期間を大幅に短縮し、急性期

の期間を短縮したが、今回の研究の結果はその結果と一致したものであった。

アダプトゲンハーブに関しては、適応シグナル伝達経路活性化、Keap1-Nrf2系の活性化

フェーズIおよびIl代謝と抗酸化酵素の産生、および酸化ストレス誘発性分子の減少など

のメカニズムを介した解毒及び細胞の修復と保護作用が関連すると考えられている。

また、ローズマリーにおいても、東京工科大学と米国スクリプス研究所の共同研究に

おいて発表されたレビューで、新型コロナウイルス感染症の抑制または後遺症への効果

が期待されている新たなメカニズムが提唱された

(https://www.medicalherb.or.jp/archives/230287)

今後、研究がさらに進み、異なるメカニズムを持つメディカルハーブの組み合わせに

よる臨床研究が行われ、多角的にアプローチすることで安全に様々な症状の改善が

実現できるようになることが期待される。

(文章は一部お借りしました)

よくブレンドするハーブとしては、エゾウコギ、ジャーマンカモミール、ホーリーバジルや種類によってはチャノキ。

注意すべきは、野生のハーブが一番有効成分が豊富なことは間違いないこと。

次に自然農法で有機栽培と続きます。

専属のハーブ農園では自然農法のハーブたちが着々とチカラを蓄えています。

春にはその偉大な自然のチカラを借りることができる!

楽しみにしています。

あなたが上質なハーブに出会い1日も早くコロナ感染の後遺症から

抜け出せますよう願います。

〔文献〕

(1) Karosanidze I, et al. Efficacy of Adaptogens in Patients with Long COVID-19: A Randomized, Quadruple-Blind, Placebo-Controlled Trial. Pharmaceuticals (Basel). 2022 Mar 11;15(3):345. https://doi.org/10.3390/ph15030345.

(2) Narimanian M, et al. Impact of Chisan (ADAPT-232) on the quality-of-life and its efficacy as an adjuvant in the treatment of acute non-specific pneumonia. Phytomedicine. 2005 Nov;12(10):723-9. https://doi.org/10.1016/j.phymed.2004.11.004.

(3) Satoh T, Trudler D, Oh C-K, Lipton SA. Potential Therapeutic Use of the Rosemary Diterpene Carnosic Acid for Alzheimer’s Disease, Parkinson’s Disease, and Long-COVID through NRF2 Activation to Counteract the NLRP3 Inflammasome. Antioxidants. 2022; 11(1):124. https://doi.org/10.3390/antiox11010124

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