糖尿病患者の治療薬を選択するAIを開発しました
日立製作所、米国ユタ大学およびレーゲンストリーフ研究所が、2型糖尿病患者の治療薬選択を支援するAIを開発したと報告しました。
現在、世界の成人の10人に1人が2型糖尿病と診断されています 。
このとき、糖尿病網膜症や糖尿病性腎障害などの深刻な合併症を回避するため、複数の薬剤を処方することがあります。
しかし、このような複数の薬剤はきちんと選択できていないのが現状です。
どの科の専門医でも、処方を見て「この症状になぜこの薬を入れていないんだ」「この薬は強すぎるから駄目だろう」などと思うことが多々あります。
専門医やベテランの医師であれば、過去の経験などの知見から患者に適した治療を行える可能性があります。
しかし、臨床的な意思決定の経験が浅かったり、薬剤の組み合わせを選択するためのエビデンスに基づく教育をきちんと受けていなかったりする医師がいることも事実です。
しかし、もしその選択支援に必要なAIがあればと〜っても安心ですね。そんなAIが今回、開発されたのです。