意識を変える事と自然治癒力は深く関係している。
意識についての研究が進めば、解明されるかもしれない。
東京大学の研究チームは、マウスの脳内神経ネットワークを独自のアルゴリズムで解析した。
主観的な体験である「意識」と、神経ネットワークの双方向接続との関係について研究した。
「意識」は脳領域同士の複雑なネットワークが担っていると考えられているが、
脳のネットワークのどの部分が意識を担うのかは明らかになっていなかった。
研究チームは、多数のノードを接続するネットワークを対象にして、
双方向の接続が多い順にネットワークを分解できるアルゴリズムを考案した。
ノードとは、つまり頂点の事だ。
このアルゴリズムを使うと、一般的なコンピューターを使って
数千程度のノードによるネットワークを現実的な時間で解析できるというのです。
同じアルゴリズムを使ってマウスの全脳のネットワークを解析したところ、
強い双方向の接続を持つ領域が、これまでの研究で
意識を担っていると考えられていた大脳皮質内と視床内、前障と呼ぶ領域などで構成されていた。
一方で、意識に直接的に寄与しないとされてきた小脳などの領域はやはり含まないことも分かった。
研究成果は7月21日
「セレブラル・コルテックス(Cerebral Cortex)」誌にオンライン掲載されている。
(記事はお借りしました)