こむらがえりがつらい…そんなお悩みをお受けしました。
ふくらはぎがギュギューと痛むこむら返りは、腰痛を抱えている人に起きやすい傾向があります。
足が“つる”現象は腓腹筋のけいれんです。
足がつって痛みで動けなくなったり、夜中に目が覚めてしまったりなど誰もが経験したことがあるこむら返り。
実は腰痛を抱えている人に起きやすい傾向があります。
それは、私たちの体に備わっている筋肉を伸張・収縮するメカニズムに深く関係しています。
筋肉は腱によって骨と結合していますが、筋肉に過度の負担がかかってしまうと、筋肉自体や腱が損傷する危険性があります。
そのため、筋肉に組み込まれている筋紡錘というセンサーが筋肉の伸びた長さを脊髄に報告すると、これ以上伸びると筋肉や腱に断裂の危険があると判断した場合に、筋肉に対して収縮を命令することによって起こります。
こむら返りの“こむら”はふくらはぎの古い呼び方です。ふくらはぎの内側と外側についている腓腹筋の下層には、ヒラメ筋という筋肉がついていますが、このヒラメ筋もけいれんしやすいため、こむら返りも起きやすいのです。